美容師として独立するため、物件を探していたK様。理想的な場所に出会い、店舗兼住宅を新築しました。住宅街にあるため、外観から一般的な住まいとの差別化を意識。また、お１人での営業のためコンパクトな設備にして、空間をゆったりと使い、シンプルかつ万人受けするようなすっきりとしたデザインにこだわりました。通勤時間０秒だからこそ、オンオフの切り替えは重要。かっこいい印象の店舗に対して、住居スペースは白と木目を基調としたナチュラルテイストにしました。デザインを切り替えることで、気持ちもスムーズに切り替えることが出来ています。

１．店舗併用
２．オンオフ切り替え

家族構成／ご主人、奥さま
建物／シンセ・スマートステージ
敷地面積／190・00㎡（57.47坪）
建物面積／1階：70.72㎡、 2階：76.398㎡
延床面積／147.11㎡（44.50坪）　

暮らしやすさを考えて、生活空間はすべて２階に集約。LDKは細かく区切らず、大空間にこだわりました。キッチンは調理中でもリビングが見渡せる透明なオイルガードがポイント。ダイニングテーブルは置かずカウンターキッチンにし、リビングに十分な広さを確保しました。キャンチユニットで大きくせり出した部分は、インナーバルコニーになっています。外構は店舗用の駐車場に大きくスペースを割いているので、バルコニーを庭替わりとして位置づけ、窓際で寛いでいても、外からの視線が気にならないメリットもあります。

ヘアサロンではタオル類などの洗濯物が多く、ガス衣類乾燥機を導入しているのも特徴的。店舗だけでなく２階の住居用にも設置して、家事の負担を軽減しています。乾くのが早いほか、生活感が出ないなどメリットがあります。ご夫婦の暮らし方に最適化された設備は、収納にも見受けられます。必要なものをすぐに取り出せるようウォークインクローゼットやシューズクローゼットにはあえて扉を付けていません。またウォークインクローゼットは主寝室のみで、それ以外の部屋は用途が決まってから必要なものを必要なだけ設置すればいいと。合理的で無駄のないライフスタイルが反映されたマイホームには、機能的な美しさが溢れています。

店舗用ガス衣類乾燥機は、洗濯機の上に設置してスペースを有効活用。ヘアケア材などのストックもここに保管

居住用の洗濯機と乾燥機は、小柄な奥さまも使いやすいように横並びに設置。床は髪の毛が目立たないグレーを採用。

広い玄関は、ご夫婦のこだわりのひとつ。オープンなシューズクローゼットなので、圧迫感がありません。