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開発者インタビュー

Story.1〈開発の原点と使命感〉

トヨタすまいるライフが描く
「リジェネラティブ(再生・循環)」という先進的な思想を掲げ、
官民連携PFI事業として進められる未来志向の街、
「GranMORI toyota(グランモリトヨタ)」。
その、豊田市が目指すミライ構想を体現する
プロジェクトならではの独自性と背景、
そしてトヨタすまいるライフの新たな挑戦について、
開発に携わった企画・設計の各担当者に話を聞きました。

Story.1〈開発の原点と使命感〉

豊田市の居住重点地域として
位置づけられるエリアでの開発は、
地元に深く根ざした
「トヨタすまいるライフ」
だからこそ、
実行力と責任感をもって
やり遂げるべきプロジェクトなんです。

  • 中核市「幸福度ランキング」No.1都市の
    さらなる未来の価値を築く。
    豊田市着工棟数21年連続No.1
    さらなる未来の価値を築く使命。※ 住宅産業研究所調べ(2024年)

    中核市「幸福度ランキング」No.1の豊田市は、既に市民のウェルビーイング(幸福)を高いレベルで実現している都市です。そして、トヨタすまいるライフは、豊田市着工棟数21年連続No. 1の実績のもと、その幸福の土台を長きにわたり築いてきました。だからこそ、このプロジェクトは、その高いポテンシャルを「維持」するのではなく、さらに一歩進んだ価値を築き、「より良い状態にして次の世代に引き継いでいく」というリジェネラティブの思想を掲げています。地元に深く根差し、企業活動を通じて成長してきたトヨタすまいるライフとしては、「我々がやらなきゃ誰がやるんだ!」という強い覚悟を持ち、地域貢献と企業成長のシナジーを追求しています。この街づくりを通じて、豊田市が抱える「人口減少の早期化」という課題に対し、定住を促進し、周辺地域のコミュニティを「若返らせる」ことに貢献することが、我々の使命です。

    中核市とは…
    「中核市」は、地方自治法により定められた、政令で指定する人口20万人以上の都市です。都市の規模や能力に応じた事務配分を進めていく観点から、従来の市の事務権限を強化し、できる限り住民の身近なところで行政を行うという地方自治の理念を実現するために創設されました。出典:中核市市長会ホームページより
  • 木内 賢太郎
    木内 賢太郎
    一般土木施工管理技士、二級造園施工管理技士、
    ランドスケープアーキテクト、ビオトープアドバイザー
  • 行政の視点と民間の
    実行力が生む「シナジー」が
    「未来の議論」を具現化する。

    この「GranMORI toyota」プロジェクトは、単なる開発手法としてPFIを採用したのではありません。これは、豊田市の「未来の議論」を具体的に「カタチ」にするための、必然的な選択でした。長年、弊社も参画してきた「豊田市つながる社会実証推進協議会」では、新技術や先進的なアイデアを通じて、いかに豊田市をより良くしていくかという議論が重ねられてきました。この、行政が持つ長期的なビジョンと想いを、現場で確実に実現するためには、民間の柔軟な発想、技術力、そしてスピード感が不可欠です。行政の視点と民間の実行力が組み合わさることで、事業コストを抑えながら、「負の遺産を将来世代に残さない」という共通目標に対し、最高のサービス品質と街の価値を創造するシナジーが生まれます。深く地域に根ざした地元企業として、我々は行政の想いを誰よりも深く理解しています。このPFI事業は、その知見とノウハウを最大限に活かし、豊田市のミライ構想を体現する責任を負うプロジェクトなのです。

  • 松井 裕一
    松井 裕一
    宅地建物取引士、プレハブ住宅コーディネーター
  • 官民連携の必然と責任。
    協議会からPFIへ、
    未来への議論を「カタチ」に。

    この挑戦は、単なる住宅開発ではありません。長年参画してきた「豊田市つながる社会実証推進協議会」において、行政とともに重ねてきた「豊田市の未来をどうすべきか」という議論の蓄積を、「柔軟な発想とスピード感」を持つ民間の力で具体化するものです。行政の長期的な視点と弊社のノウハウを組み合わせることで、「暮らしやすさや豊かさの本質」を追求した、未来志向の街づくりがはじまりました。

  • 左:「豊田市ミライ構想」の基本計画冊子、右:地域課題の解決に向けた基本指針冊子
    左:豊田市のまちづくりの羅針盤となる「豊田市ミライ構想」の基本計画冊子
    右:これからの持続可能な都市づくりに向け「豊田市つながる社会実証推進協議会」を組織し、地域課題の解決に向けた基本指針冊子
    (出典:豊田市)

Story.2〈京ヶ峰の立地特性を活かしてこそ〉

地盤の強さと
豊かな自然が織りなす、
未来志向の暮らしの土台。
居住地としての「安心」と「ゆとり」を
育む
「持続可能な暮らしの
モデルケース」が実現します。

  • 環境と共生し、
    住民同士が助け合い、
    成長していくという
    想いを未来へ繋ぐ街づくり。

    居住地としての「安心」と「ゆとり」を育む「持続可能な暮らしのモデルケース」が実現します。環境と共生し、住民同士が助け合い、成長していくという想いを未来へ繋ぐ街づくり。この「GranMORI toyota」の舞台である京ヶ峰という地は、私たちが目指す「持続可能な暮らしのモデルケース」を実現するための、最も重要な土台です。ここは松平氏の居城であった古瀬間城があり、古くから人々が住み継いできた場所。その歴史が示す通り、標高が高く地盤が安定しているという、暮らしの根幹となる「安心」の基盤が整っています。私たちはこの確かな安全性の土台の上に、豊かな自然環境と歴史の深みを最大限に活かした街づくりを展開します。

  • 久野 恒裕
    久野 恒裕
    一級建築士
  • 地盤が固く標高のある現地(2025年10月撮影)
  • 豊田市全体の
    未来を担う街づくり。
    その価値を
    感じていただければ。

    私たちのビジョンは、単なる宅地分譲地を提供することではありません。この街は、環境と共生し、住民同士が助け合い、共に成長していくコミュニティとなることを目指しています。それは、「豊田市ミライ構想」を体現する未来志向の街として、住む人々の生活を豊かにするだけでなく、やがて近隣の地域にも良い影響を与えられる街に育つことを願っているからです。季節の移ろいを感じながら心豊かに暮らす、子育て世代にとってもうれしい「ゆとり」。この「安心」と「ゆとり」が融合した、未来志向の暮らしの価値を、ぜひお客様自身に肌で感じていただきたいと考えています。

  • トヨタホームと共に
    世代を超えて
    「成長」し、「循環」する
    暮らしを。

    私たちは、単に家を販売して終わりではありません。トヨタホームと共に定住・永住のための生涯顧客化サービスと品質にこだわりつづけています。住まう方の暮らし(ヒト)と建物(モノ)が、長い年月の中で共に成長し、植栽(コト)が立派な森(マチ)を形成し、世代交代をしながら価値が循環していく。この一貫した品質と安心へのこだわりこそが、「GranMORI toyota」を真の「持続可能な暮らしのモデルケース」へと昇華させる土台となるのです。そして、この街が描くのは、単なる住宅地の完成図ではありません。それは、人も家も、そして街も共に成長し、価値を循環させていく「リジェネラティブ」な想いを具体的に提示した未来図です。

  • 鈴木 千恵子
    鈴木 千恵子
    一級建築士、インテリアコーディネーター

Story.3〈リジェネラティブな街づくりの核心〉

愛着を深め「共に育み」、
街を「絆」へと
昇華させるという
プロセスこそが、
リジェネラティブな
街づくりの核心です。

  • 街の象徴となる
    景観美と機能性、
    回遊性を生み出す
    S字状のメインストリート。

    「GranMORI toyota」プロジェクトは、単なる「宅地開発事業」ではなく「人と環境の未来まで良くする街づくり事業」です。これを実現するため、私たちは具体的なデザインと先進的な思想を融合させています。街の顔となるメインストリートは、単なる通路ではありません。南北をSの字に貫く一本の道として計画され、通常の交差点を減らすことで高い安全性を確保しています。さらに、この一本道は、単調にならないよう、建物や植栽がシークエンス(連続的な流れ)に街並みがつながるようにデザインされています。シンボルツリーは統一しつつもサブツリーに変化を持たせることで、歩くたびに風景が変わっていくリズミカルな景観美と機能性を生み出しています。1本の道を通して、いろいろな物語が生まれ、世代を超えて受け継がれる真に豊かな街へと育っていくことを願っています。

  • 街区中央付近に設けられた街区内公園(2025年10月撮影)
    街区中央付近に設けられた街区内公園(2025年10月撮影)
    街区中央付近に設けられた街区内公園(2025年10月撮影)
  • 周辺住居と結界性を設けながらも緩やかにつながれる工夫が施される街区(エントランスゲートイメージイラスト)
    周辺住居と結界性を設けながらも緩やかにつながれる
    工夫が施される街区
    (エントランスゲートイメージイラスト)
  • 「ウェルビーイング」の
    実現から始まる
    「リジェネラティブ」な
    街づくり。

    私たちが目指すのは、時代の変化、特に社会のニーズがSDGs(持続可能性)からウェルビーイング(幸福)へと移行している流れを捉えた街づくりです。従来の「持続可能」が環境や社会の現状維持を目指すものであったのに対し、私たちは、そこに住む人々の「多様なニーズに合ったウェルビーイングの実現」を最重要視します。心のゆとり、安全、そして自然とのつながりを通じて、住民一人ひとりの幸福度を高めること。これこそが、この街の魅力を継続的に高める源泉となります。そして、この高まった街の魅力や活力が、世代交代や地域への良い影響を生み出し、結果としてリジェネラティブ(再生・循環)へと繋がっていく。私たちは、幸福な暮らしの創造を通じて、街全体を「より良い状態」へと再生させていくことを目指しています。

  • 環境と共生し、絆を育み、
    暮らしを紡ぐ
    「グリーンネイバーフッド」構想。

    このリジェネラティブな思想を体現するものが、「グリーンネイバーフッド構想」です。私たちは、植栽に地域の在来種を取り入れ、街が周囲の生態系と共生し、生物多様性を守る役割を担うことを目指します。これにより、この街は周囲の自然と調和し、豊かな緑が未来へ引き継がれていく。この「樹々の繋がり(きづな)」こそが、やがて住民同士の「家族や地域の絆(きずな)」へと育っていく、再生と循環のモデルです。

Epilogue

私たちの熱い想いと
深い責任感を、
ぜひ感じ取っていただけると
幸いです。

長年、「豊田市つながる社会実証推進協議会」で行政と議論を重ねてきた地元企業として、豊田市のミライ構想を深く理解し、官民連携PFI事業として具現化する。この「GranMORI toyota」プロジェクトは、地元に深く根ざした当社だからこそ実現できた、新たな価値の創造だと自負しています。私たちが豊田市の未来へ創造した新たな価値とは、「愛着を深め『共に育み』、街を『絆』へと昇華させる」というプロセスです。これこそが、リジェネラティブな街づくりの核心です。これまでの生涯顧客化サービスで培ったノウハウと、PFI事業で示した実行力を持って、私たちはこの街を「次世代に受け継ぐ家も街も木も」という哲学のもと、能動的に成長し続けるモデルケースとして育んでいきます。住む人の誇りとなり、豊田市の未来へ繋ぐ「正の遺産」となることを目指す、私たちの熱い想いと深い責任感を、ぜひ感じ取っていただけると幸いです。

それは、シナジーがつくる、
未来オアシス街区。