公と私が分離した家

3階建|延床 約64坪|敷地 約95坪

患者さんに生活感を感じさせず、
家族のプライバシーも守りたい

接骨院を開業するにあたり医院併用の家を計画。1階に接骨院、2階・3階がご家族のお住まいとし、室内階段で行き来ができる間取りとなりました。上下階で家族と患者が過ごすため、ご主人が心配されたのは、2階の生活音や家族の声が階下の接骨院に響かないかということ。設計担当から、特別な防音施工は必要なく標準仕様で大丈夫との回答に安心したと話されます。医院併用となり通勤時間がなくなったことで、ご主人がお子さまと過ごす時間が増えたと喜んでいます。

1. 上下階で音や声が響かないこと
2. 2階・3階のプライバシーを外の視線から守る
3. 自由度があり開放的な接骨院の空間
家族構成/ご主人、奥様、お子さま1人
竣工年月/2018年5月20日
建物/シンセ・ヴィトロワ
敷地面積/315.90㎡(95.55坪)
建物面積/1階:88.35㎡
     2階:78.52㎡
     3階:45.81㎡
延床面積/212.68㎡(64.33坪)
接骨院/1階(診療室、受付、ロビー、バックヤードなど)、駐車スペース

公私を分けることへのこだわり

ご家族が出入りの度に患者さんと顔を合わせなくて済むように、道路の反対側に設け導線を分けています。お互いが遠慮をしなくて済むように、公私を分離しています。ご主人が気にされていた居住スペースからの音については実際に診療が始まると、お子さまのはしゃぎ声はまったく聞こえず、掃除機をかける音がかすかに聞こえる程度で、診療室はとても静かとのこと。標準仕様で叶えられた防音性の高さにも大変満足されています。

2階・3階の居住スペースを
外の視線から守る

通常の家と比べ、来院される方など多くの人の目に触れることから、2階のプライバシーを外の視線から守ることも大切な要素。道路に面した南側に奥行きがたっぷりあるバルコニーを設け、そこを凹型で囲むように主寝室、LDK、小上がりの和室を配置。LDKはバルコニーの奥にあるので道路から見えません。また、どの部屋もバルコニーに面して掃き出し窓を設けたので、2階全体に光がまわり、行き来もできて開放感が感じられます。

1階の接骨院の床は、補強をしなくても重たい医療機器を置ける強度があります。柱や壁が少ない大空間により、自由なレイアウトを実現。開放感があり、患者さんにも気持ちの良い空間となりました。

掃き出し窓や収納スペースの扉は天井まで高さがあるので、LDKが面積以上に広く感じられます。

LDKと隣合わせの小上がりの和室は、和風の引き戸を閉めれば個室になります。フチなしの床材や格子柄の天井で和モダンな雰囲気を演出しています。

STAFF COMMENT

設計士/ 鈴木 想

強くてお客様に合わせた自由な3階建

自由度の高い3階建ての暮らしを実現することができたのは、構造体全体で強さを発揮するトヨタホームの鉄骨ラーメン構造ならではだと考えています。また、各ユニットのサイズを最大限に活用することで、大きく広いバルコニーが可能となっています。庭のように使える2階の空間が、青空の下で遊べるような住まいを実現しています。

トヨタすまいるライフ
サポートチーム

営業担当/成瀬 泰樹
設計担当/鈴木 想
施工担当/増島 成俊

キーワード
店舗/賃貸併用
面積
45坪以上