せっかく家づくりをするならマイホームに幸運を呼び込みたいですよね。家の間取りを決めるときに意識すると良いとされる風水があり、手軽に始めることができるものもあります。スピリチュアルなイメージがありますが、風水のポイントを押さえて家づくりをすると日当たりや風通しなども自然に良い環境になります。今回は、家づくりや暮らしに取り入れたい風水について紹介します。
玄関
玄関は気の出入り口とされ、家の風水において重要な役割を持っています。いつも整理整頓を心がけましょう。
生き物の形をしたぬいぐるみや人形が玄関に置いてあると良い気が吸い取られてしまうとされています。不要な物や何足もの靴を並べて散らかっている玄関は、金運が下がってしまいます。また、ゴルフ用品などのアウトドアグッズは土間収納を設けたり、倉庫へ収納したりしてできるだけ広く保つことで良い気が入り込みやすくなります。
おすすめポイント
- 観葉植物を置く(陰の気を陽の気に変える)
- 明るい電球(間接照明〇)
- 広くて綺麗な空間にする
- 鏡の位置(外から入って右側だと気の流れがスムーズ)
リビング
日当たりの良いリビングは陽の気を取り込み、家族運を良くすると言われています。注文住宅の際は、リビングの配置や採光のために窓の大きさにこだわると良いでしょう。明るく清潔でリラックスできる空間にすることで1日で失った気を補充できます。またリビングから他の部屋につながっている間取りでは、良い気が他の部屋まで届きます。
おすすめポイント
- 家電の側に観葉植物を置く(家電で乱れた気を整える効果あり)
- ソファの種類に注意(革や赤色はバランスを乱すためリビングは避けるのが吉)
- カーテンは薄手にする(厚手の生地は家庭の空気を重くする)
- 古い新聞や雑誌を置かない(陰の気を持っていてチャンスを逃す)
水回り ─キッチン・浴室・洗面・トイレ─
水回りを玄関の近くに設置した場合、玄関から入った悪い気が溜まりやすいとされています。ただし、昔と比べ敷地が小さくなっている現代では、水回りが玄関の近くにくることも少なくありません。湿気や陰の気がたまりやすいため、できる限り風通しの良い場所に配置すると良いでしょう。
キッチン
キッチンを綺麗にしているほど家の金運もアップします。キッチンにはコンロや家電の“火の気”と、水道や冷蔵庫の“水の気”があるとされています。キッチンにお金を置くと火の気で溶かしてしまうことから、金運が下がってしまいます。また「扉」は幸運を呼び込むとされており、冷蔵庫の扉へ紙をたくさん貼っているとせっかくの金運を呼び込むことができません。どうしても貼るときは側面にしましょう。
浴室
残り湯を溜めておくことは陰の気を留め健康運をダウンさせてしまいます。お風呂に入った後はできれば残り湯を流しましょう。また湿気のたまりやすい浴室は窓をあけてしっかり換気することが大事です。
脱衣所
洗面所には自分を映す鏡があります。汚れのないよういつも綺麗にしておきましょう。また脱衣所に洗濯物がたまっていると陰の気がたまります。天候や仕事で毎日洗濯ができない場合は、清潔な布を被せるなどして悪い気が家に流れないようにしましょう。
トイレ
家族の健康運に影響すると言われるトイレ。便器の中の水から陰の気が広がらないように、使う時以外はフタをすることで健康運がアップします。ちなみに、暖房便座はフタをしておくことで放熱を防ぎ節電という嬉しい効果もあります。換気をよくしたり、明るい色のトイレマットやスリッパを用意することで陽の気を取り込むと良いとされています。(スリッパは部屋用と分ける)
おすすめポイント
- 調理器具はピカピカにする(食べ物に悪い気が入らないように)
- シャンプー等をガラス製ボトルに入れ替える(運気アップ)
- 明るいパステルカラーのバスマットを置く(運気アップ)
- トイレ収納は必要最低限の物にする
- 観葉植物を置く(陽の気を取り入れる)
個室 ─寝室・子ども部屋─
寝室
寝室はよく掃除をして空気も入れ替えましょう。また鏡がある場合は寝ている間に運を鏡の中の自分に取られないように布を被せておきましょう。
子ども部屋
子どもは風水の影響を受けやすいと言われていますが、子ども部屋に適した方位は東か北です。活動的に過ごしてもらいたい場合は東、勉強に集中させたい場合は北が良いと言われています。また、机の向きも北向きにすると集中して勉強することができます。枕は東向きすることで活発なエネルギーを受け元気に育つと言われています。
おすすめポイント
- カーテンは1枚ではなく薄手のものをプラス(良い気が外へ流れないように)
- 寝る時は真っ暗ではなく間接照明をつける
- 子ども部屋の窓は風通りをよくする
- 観葉植物を置く(お子様の集中力アップ)
まとめ
風水という言葉を聞くと運勢や運気といったことを思い浮かべますが、日当たりや方位などから、住みやすくなるような家をつくるという環境学の意味合いも兼ねています。暮らしやすい環境になることで、日常生活の様々なことが自然と良い方向に進むようになり、運気が上がったと感じるのかもしれません。是非、簡単に取り入れられる部分については参考にしてみてください。住み始めてからこの間取りや配置にして良かったと思えるように、家づくりを考えている方は間取りを決める前にぜひ風水のことも意識してみてはどうでしょうか。