新居を検討する上では、モデルハウスのような整理整頓された空間に憧れますよね。
綺麗に収納するためにモノと収納のサイズを知っておくと、家のどこに何を収納するべきなのか、ある程度の目安がつきやすくなります。
家の中のモノのサイズを把握して収納計画を立てましょう。
モノの奥行き
それぞれの奥行きに対してフィットするものをまとめてみました。
奥行(cm) | フィットするもの |
15 |
漫画 |
25 |
アイロン、書類(A4)、トイレットペーパー2個、ミシン、洗剤、フェイスタオル、ドライヤー、体重計、ゴルフバック |
30 |
掃除機、紙おむつ、雑誌、新聞紙 |
35 |
靴、バスタオル、鍋類 |
45 |
鞄、アイロン台、扇風機、畳んだ衣類 |
50 |
炊飯器、電子レンジ、食器(2列) |
60 |
吊るした衣類 |
75~ | 衣装ケース、座布団、スーツケース、布団 |
新しく収納を検討する場合は上の表を目安にしてみてください。
型番などで個体差もあるので、置くものが決まっている場合は測ってみてください。
奥行きと収納の具体例
リビングの収納の最適サイズ
家族が過ごすリビングにも、収納を設けることで空間を綺麗に見せることができます。
リビングにオススメなのは奥行25㎝以下の浅い収納です。リビングに置くものはリモコンや、本や書類、文房具、ティッシュなど小物が多いため深い収納は必要がないケースがほとんどです。
リビングは、扉付きの収納はもちろん、下の画像のようにテレビや壁を利用した見せる収納にも挑戦しやすい空間です。
廊下の収納の最適サイズ
1人で廊下を歩くとき、60㎝以上あればゆとりを持って歩くことができます。
A4サイズまでの本や漫画であれば廊下に置けそうですね。
人気の畳まない収納の最適サイズ
クローゼットにハンガーで洋服を吊るす場合、60㎝の奥行があると洋服を潰さずに収納できます。
ハンガーの幅は40㎝程度のものが多いのですが、実際に洋服をかけた際に肩から袖口にかけて広がるため60㎝以上の奥行きを確保しましょう。
マイホームで取り入れたいと考える人の多いWIC “ウォークインクローゼット“も、この寸法が基準となります。
着替えるスペースを確保できるなど人気のあるWICですが、通路の幅を確保する必要がありクローゼットよりスペースが必要だというデメリットも覚えておきましょう。
深い奥行の収納には
奥行きが深すぎる場合、奥のモノが取り出しにくくなります。引き出しを置いたり、キャスター付きのワゴンなどで上手にスペースを使いたいですね。
最近では100円ショップやホームセンターで、後付けのキャスターを購入することもできます。
収納を広げた結果、居室の面積が少なくなったり、上手く使いこなせずデッドスペースになったりする可能性もあるので、むやみに広げることなく上手にバランスを取れるのが理想です。
まとめ
代表的なものの奥行を紹介しましたがいかがでしょうか。実際には奥行だけでなく横幅や高さも考慮して収納を考えなければいけません。
最近ではインターネットなどで棚などの収納を購入するケースも増えていると思いますが、「届いてみたら入らなかった…」などの失敗がないように、ある程度の寸法を把握しておくとスムーズに選べると思います。