準備はOK?引っ越し前の確認リスト ─ 退去編 ─

引っ越しの際は新しい住まいの手続きなどで頭がいっぱいになる人も多いはず。何度も経験しているはずの引っ越しであったとしても、具体的に何をするべきなのか忘れてしまう人も多いのではないでしょうか。引っ越し前に行っておきたい事項を時期を追ってご紹介します。

余裕を持って行動できるように、全体の流れを把握しておきましょう。

引っ越しの1ヵ月前

管理会社へ賃貸物件・月極駐車場の退去連絡

賃貸物件に住んでいる場合、引っ越すことが決まったら今住んでいる賃貸物件(月極駐車場)の契約書を見て解約の申告日と申告手段を確認しましょう。賃貸や月極駐車場は、解約の2か月~1か月前までに申告が必要なケースが多く見受けられますが、物件によってはその他にも条件がついている場合もあります。申告手段も書面や電話など、契約書をよく確認して退去日(立会日)を連絡しましょう。退去日の家賃の精算が月ごとの精算の場合と、日割り精算の場合があります。無駄に家賃を払うことにならないよう、押さえておきたいポイントです。

 

引っ越し業者の選定

こちらも退去期限が決まったらすぐに業者へ見積もりを依頼しましょう。引っ越し日ギリギリの連絡になると、料金が高くなったり希望の日程で引っ越しができなくなることもあります。

 

固定電話・インターネット回線の解約・転居手続き

こちらも契約会社により申告期限は異なりますが、プロバイダーによっては転居手続きに10日以上かかる場合もあります。新居ですぐに使えるよう、事前に申込をしましょう。

 

子どもの転校の連絡

通っている幼稚園や学校に連絡を行い、「在学証明書」「教科用図書給与証明書」を受け取ります。新しく通う学校への連絡も事前に行います。

 

荷造り・梱包資材の手配

段ボールやガムテープ・紐、布団用袋など引っ越しに必要なものを用意して、荷造りに取り掛かる順番をイメージしましょう。引っ越し業者が決まっている場合、業者から段ボールを受け取ります。

 

新しい家のレイアウトを決める

どの部屋にどんな家具を置くのか、新居が決まったら間取りに合わせて必要な家具や家電を決めましょう。

 

引っ越しの3週間前

荷造り・処分の開始

利用頻度の少ない季節用品などから荷造りを始めます。処分するものも早めに決めましょう。収集回数の少ない粗大ゴミや燃えないゴミなど、自治体によっては自分で処理場に持ち込むことができます。フリマアプリやリサイクルショップを活用するのも良いですね。

荷造りのポイント


●“1か月以上使用していないもの”を中心に荷造りを開始しましょう。
リビング・キッチン・浴室は引っ越しの前夜まで荷造りが進みづらい部分です。「ホテルにも置いてある備品」は直前まで使用します。
掃除用品(掃除機・雑巾・ワイパー等)や文房具(はさみ・カッター・マジックペン・ガムテープ等)は引っ越し当日まで使用します。
●旅行バックやスーツケースは、引っ越し当日に荷造りし忘れたものや引っ越してすぐに使うものを入れると便利です。
●段ボールには箱の中身と、新居で使用する部屋を記入しておくと荷解きがスムーズです。

 

引っ越しの2週間前

転居届/転出届の提出

引っ越し日の14日前から転居届(同じ市区町村への転居)・転出届(異なる市区町村外への転居)を元から住んでいる自治体に提出することができます。転居後14日以内に届け出を行わない場合、5万円以下の過料が課せられる場合があるので必ず届け出を行いましょう。過料以外にも、本人確認書類の住所変更等にも影響が出てしまいます。やることが多いタイミングですが、忘れずに行ってくださいね。
このタイミングで取得する転出証明は転入手続きの際に必要になるので大事に保管してください。

異なる市町村への転居の場合、「印鑑登録」「国民健康保険」「各種手当(児童手当等)」は一度廃止の手続きを行い、新しい市町村で再度登録を行う必要があります。

 

引っ越しの1週間前

ライフラインの手続き

ガス・電気・水道の利用停止日を各管理会社に連絡します。新居でも同じ会社を利用する場合、そのまま電話で新居での利用手続きを行ってくれる会社がほとんどです。新居では他の会社を利用する場合、忘れないようにこのタイミングで利用開始日を連絡しましょう。最近ではインターネットで受付を行っている会社もあります。

 

郵便物の転送手続き

事前に手続きをすることで旧住所に届いた自分宛の郵便物を、新居に転送することができます。インターネットからも申込ができますが、転送開始まで3~10日かかるとされているので、早めに手続きをしておきましょう。

 

引っ越し前夜~当日

前日までにしっかりと準備ができていれば、当日の搬出まであっという間です。

  • 引っ越し後すぐに使うものの荷造り
  • 冷蔵庫や洗濯機の水抜き
  • 荷物の運搬
  • 家の掃除
  • 退去の立ち会い(賃貸の場合)
  • 鍵の返却

まとめ

引っ越しには多くの労力が必要です。今住んでいる家とお別れをする寂しさもありますが、新しい家で気持ちよく生活ができるようにしっかりと準備を行いましょう。
引っ越しの転出までの部分を説明しましたが、転入後もやることはまだまだあります。快適な暮らしがスムーズに始められるよう家族全員でスケジュールを確認することが大切です。

 

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