アロマで天然お掃除

「アロマ」と聞くと香りのイメージが強いかもしれませんが、アロマオイル(精油)は普段のお掃除にも役立つ体に優しい天然素材のオイルです。

天然香料のアロマオイル(精油)は、香りを楽しむために人工的に製造された合成香料のオイルとは異なり、お掃除での効果や心身の不調を緩和する効果などを持つオイルです。

植物からできているアロマオイル(精油)は消臭や防カビといったお掃除にぴったりの効果を発揮してくれます。お掃除に取り入れることで好きな香りを楽しめるだけでなく、毎日のお掃除に大活躍してくれます。

そんなアロマオイル(精油)の魅力と便利なお掃除法をいくつかご紹介します。

 

アロマお掃除の魅力

アロマオイル(精油)は植物から抽出されている身体に優しい天然成分でできています。一方で市販のお掃除グッズは界面活性剤が使われている物が多く、お子さまやお肌が弱い方には刺激が伴います。

アロマオイル(精油)を使うナチュラルなお掃除では、お肌への刺激が少な重曹やクエン酸などのアイテムが活躍します。そのためペットがいるご家庭や小さいお子さまがいるご家庭にもおすすめです。

またスプレーや洗剤を手作りすることで、市販のお掃除グッズを揃えるよりも家計に優しく、様々なタイミングで使うことができるため1つ作っておくと重宝します。

何種類ものお掃除グッズを買い揃える必要性が無いという万能さはアロマお掃除の魅力の1つです。

 

 

お掃除に役立つ精油と効果

たくさんの種類があるアロマオイル(精油)ですが、その中でも特にお掃除にぴったりなアロマオイル(精油)とその効果をご紹介します。

 

レモングラス ・ ペパーミント ・ ユーカリ ・ ティーツリー

 

この4種類のアロマオイル(精油)は、どれもスッキリした爽やかな香りでリフレッシュできます。
効果は、カビ予防雑菌繁殖予防に優れているため、洗面台やお風呂といった水回りのお掃除にぴったりです。特にティーツリーには雑菌やカビを抑える効果があります。
また、レモングラスはこれらの効果に加えて殺虫防虫にも優れていて、虫よけや窓のお掃除にも使えます。

 


 

グレープフルーツ ・ オレンジスイート ・ レモン

 

この3種類のアロマオイル(精油)は、油汚れに強く消毒の効果もある精油です。油汚れが気になるキッチンのお掃除に使うのがおすすめです。
3種類とも馴染みがありイメージしやすい香りなのでキッチン周りで使っても違和感がありません。特にオレンジスイートはお子さまから大人まで万人受けする爽やかな柑橘系の良い香りで使いやすいでしょう。
また、レモンは油汚れに加えて殺菌や消毒の効果にも優れています。

 


 

ラベンダー ・ ローズマリー ・ ジュニパーベリー

 

この3種類は、香りの雰囲気がそれぞれ違いますがどれもリフレッシュやリラックスにぴったりのアロマオイル(精油)です。
特にラベンダーは、リラックス効果のある香りに加え、汚れを落とす効果、殺菌消毒防虫消臭など様々な効果がある万能なアロマオイル(精油)です。ラベンダーの香りが好きな方なら色んな場面で使うことができます。リビングや寝室のお掃除にもおすすめです。
ローズマリーは、スッキリしたハーブ系の香りでリフレッシュでき、抗菌作用もあります。
朝のお掃除に使うと爽やかな気持ちになれて頭もスッキリします。
ジュニパーベリーは、ヒノキ系の青みのある香りで、空間浄化作用があるため人が出入りする玄関のお掃除にぴったりです。

アロマお掃除法

アロマスプレー
匂いや汚れの拭き取り掃除にはアロマスプレーを使います。
好きな香りのアロマオイル(精油)を選ぶのも良いですし、それぞれの精油効果で選ぶのも良いでしょう。

手軽に作ることができるので、ぜひ実践してみてください。

 材料       
水・・・100g
アロマオイル(精油)・・・10滴~20滴程度(お好みで)

 作り方/使い方   
1.スプレー容器(ガラス製)に水と使いたいアロマオイル(精油)を混ぜる
2.匂いが気になる場所や拭き取り掃除をしたい場所に適量をスプレーして
いつも通り拭き取り掃除をする

 

~アロマスプレーの用途~

消臭に使う トイレ・三角コーナー・排水口
防虫に使う エアコン・押入れ・シューズクローゼット・納戸
防カビに使う お風呂の壁
油汚れ拭き取りに使う コンロ周り・電子レンジ
水あか拭き取りに使う 窓・お風呂・鏡・水道蛇口周り
リラックスに使う 枕元・家具

 

拭き取り掃除の際には、スプレーにクエン酸を混ぜるとさらに洗浄効果が上がります。
クエン酸は柑橘類や炭酸飲料などに含まれる食品添加物の一種で人体に影響が無く、お子様がいるご家庭でも安心です。
水周りの水あかやアルカリ性の汚れを中和する効果があります。
  大理石や鉄の場合、長時間付着していると酸性の成分により溶けたりサビたりする原因になるため使わないようにしましょう。

 


掃除機ティッシュ
いつもの掃除機かけにアロマオイル(精油)を取り入れることで、掃除機から排出される匂いが軽減されます。
お掃除しながら良い香りがお部屋に広がることでリラックス効果もあります。

 材料       
ティッシュ・・・1枚
アロマオイル(精油)・・・3滴~5滴程度(お好みで)

 作り方/使い方   
1.ティッシュに好きなアロマオイル(精油)を垂らす
2.ティッシュを掃除機で吸い込んでからいつも通りお掃除スタート

掃除機ティッシュを作る時は、殺菌や消臭に優れたレモンやペパーミントのアロマオイル(精油)がおすすめです。

 

 

 


重曹クリーナー
重曹クリーナーは体に優しい重曹を使ったアロマお掃除アイテムです。重曹は研磨剤のような役割をしてくれるので、
お風呂やキッチンシンクなどの磨き掃除に活躍します。1つ作っておくと大活躍しますよ。

 材料       
重曹・・・100g
アロマオイル(精油)・・・10滴程度

 作り方/使い方   
1.重曹とアロマオイル(精油)をしっかり混ぜる
2.掃除したい場所に適量を振りかけ、水を含んだスポンジで磨く
3.最後に忘れず水やぬるま湯で流す
※流し忘れると重曹クリーナーが乾き粉が白く浮いてしまうため注意

重曹クリーナーには消臭効果があります。生ごみなどの匂いが気になる時にごみ箱の中にそのまま振りかけておきましょう。カーペットや布製のソファに適量を振りかけて時間を置いた後、掃除機で吸うことで布製のインテリアの匂いも取ってくれます。
重曹クリーナーの細かい粒子がコーティングを傷つけてしまうことがあるため、大理石には使わないようにしましょう。

注意点

①レモンなど光毒性を持つ成分を含んだアロマオイル(精油)は、直射日光を浴びる日はお肌にオイルが付かないようにしましょう。
②水とアロマオイル(精油)は混ざらない(置いていると分離する)ため、毎回しっかり振ってから使いましょう。
③アロマオイル(精油)は、プラスチックを溶かしてしまうことがあります。アロマお掃除アイテムを作って長時間保存しておきたい時は、プラスチック製ではなくガラス製の容器に入れて保存しましょう。
④アロマオイル(精油)を使用する時は原液を肌に直接付けないようにして、水などで希釈して使用するようにしましょう。
⑤市販のアロマオイル(精油)は、精油(エッセンシャルオイル)と表記のあるものが、効果のある原液のアロマオイル(精油)です。「精油」の表記がないものは効果が無いため注意しましょう。
⑥アロマオイル(精油)は、妊娠中に使えるものと使えないものがあります。妊娠中の方は、事前に使いたい種類を使用できるか調べたり、購入する専門店で聞いたりする必要があります。
⑦家具などの材質によっては、アロマスプレーなどの使用によって変色する場合もあるため事前に目立たない場所で試してから使うようにしましょう。

 

まとめ

アロマオイル(精油)の効果やお掃除で活用する方法をご紹介しました。これから使ってみたいアロマオイル(精油)やお掃除方法はありましたか?

香りは見たものや聴いたものよりも印象に残りやすいので、来客前のお掃除に使えばふわっと良い香りがするというおもてなしに加えて、良い印象を与えることもできます。
好きな香りに包まれると毎日のお掃除が楽しくなり、お掃除後もやさしく残る香りにリラックスできますね。今回ご紹介したお掃除方法は、少ない材料ですぐ取り入れることができますが、これからの季節は特に年末年始に向けたお掃除にも大活躍してくれます。アロマオイル(精油)を今まで試してみたことが無い方は少しずつ色んな香りを試して、ぜひお気に入りの香りを見つけてみてくださいね。

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