住まいづくりの検討を始めインターネットで土地を検索すると、たくさんの土地情報がでてきます。
土地の取引種類は「仲介土地」と「分譲地(自社土地)」の大きく2つに分けることができます。
今回は、これから土地探しを始める方、既に土地探しを始めている方向けに、この2つの特徴について説明します。
仲介土地について
仲介土地とは?
土地の売主から不動産会社を介して土地を紹介してもらう土地のことです。
買主は紹介してもらった不動産会社に仲介手数料を支払う必要があります。不動産業者が仲介している土地は住宅が建築できない土地も含まれているため、必ず用途を伝えて探してもらうようにしましょう。また、相場より安い土地は、電気やガス、上下水道などの生活インフラを整えるための工事費用が別途必要となるケースもあります。その費用もいくらになるか事前に聞いておくとよいでしょう。
仲介土地は分譲地でよく見られる“建築条件”が付いていることが少ないため、住宅の施工メーカーを自由に選ぶことができます。
メリット
- 場所にこだわって探すことができる
- 物件数が多い
- 建築条件が付いていない土地が多く、建築業者を選ぶことができる
デメリット
- 仲介手数料がかかる
- 電気やガス・上下水道など生活インフラの工事費用が別途必要な場合もある
- 地盤改良費や解体費用など、不確定な要素が存在する
分譲地について
分譲地とは?
建築会社または不動産会社が住宅建築用で整備し販売している土地のことです。
売主(建築会社・不動産会社)が直接販売しているケースがほとんどで、仲介手数料は必要ありません。住宅建築用の土地として敷地の形も整えられて、電気やガス、上下水道などの生活インフラも整備されていることが多いです。
大規模な分譲地では公園が用意されていたり、入居する人の年代が近くなったりすることで、子育て世代に嬉しい環境です。
ただし、指定された建設業者で住宅を建てる建築条件が付いていることも多いので、希望の建設業者で建築可能か確認してくださいね。
メリット
- 仲介手数料がかからない
- 住宅用で造成されており、インフラ工事が完了している
- 新しくできる街の場合、近所の方と年齢層が近く仲良くなりやすい
デメリット
- 建築条件付きのケースが多い(⇒希望のハウスメーカー・建築業者で契約できない)
- 物件数が少なく、希望するエリアで見つからない場合もある
オススメなのはどっち?
土地探しにおいてエリアが最優先なら仲介土地、そうでない場合は分譲地も含めて検討するのがオススメです。
仲介土地を購入後、想定外の費用が発生したり、法律上希望の大きさや外観の建物が建てられないこともあります。
分譲地であれば住宅会社が建物の打合せをし、総予算を把握した上で購入の判断ができる点で安心です。
仲介土地の特徴の1つとして仲介手数料が発生しますが、その分分譲地よりも土地価格が低く設定されているケースもあります。
まとめ
市場に流通している土地の85%がこの2つ(仲介土地と分譲地)です。まずはこの2つの特徴を知った上で、土地探しをスタートしましょう。
新天地に住む場合、近隣との関係や習慣の違いによるストレスを感じる方もいらっしゃいます。金額や理想の立地で条件を絞るのも大切ですが、楽しく快適に生活をしていくためにマイホームを建てるということを覚えておいてくださいね。