新型コロナウイルス感染症の流行は我々の生活に大きな影響をもたらしました。外出自粛や在宅ワークなど、『ステイホーム』時間が多くなることでマイホームに求める機能や空間に新たな常識が生まれています。そんな新しい暮らしのアイデアに一部をご紹介します。
LDK隣接のホームオフィス
特徴
テレワークの普及により、住まいの中に仕事や勉強用のスペースを確保する人が増えています。写真のような「クローズドタイプ」の空間では、プライベートな時間とのメリハリをつけやすく、集中することができます。インテリアウィンドウを設けることで、家族の様子を確認することができて安心です。
参考プラン
LDK内にホームオフィスを配置
▶キッチン・洗面室と直線上に隣接しているので、家事と両立しやすい動線が確保できています。
▶個室空間ながらもインテリアウインドウからリビングや和室で過ごす家族を見守ることができます。
▶ときどきお庭に出て風と光を浴びてリフレッシュ。
書斎付きの居室
特徴
和室の一角にデスクを設けることで書斎を確保します。普段はリビングの延長として開放し、来客時はゲストルームとして、在宅ワーク時は書斎として個室として使用します。複数の機能を持たせ、限られた面積内で効率のよい間取り計画を実現します。
参考プラン
リビング横にデスク付きの和室（書斎）を配置
▶普段はリビングの延長としてくつろぎのスペースとして使用。
▶デスク位置は階段下の一部。
階段下空間を有効活用した事例の一つです。
手洗いスペース
特徴
玄関の近くに手洗いを設置することで、手洗い・うがいの習慣付けをサポートします。外から家の中へウイルスや菌を持ち込ませないような工夫の一つです。
参考プラン
洗面室とは別に手洗いカウンターを設置。
▶洗面脱衣室を使用中の家族がいても手洗い・うがいを徹底できます。
▶玄関や駐車スペースの掃除やお手入れの際の水栓にもなります。
▶外出時の身だしなみチェックにも便利です。
バルコニー
光と風を感じながら家族みんなでくつろげる屋外スペース。２階のバルコニーは高さと腰壁によって、解放感とプライベート感を両立できます。十分な広さのバルコニーを設け、隣人や通行人の視線を気にせず、優雅な時間を過ごすことができます。
パントリー・屋外収納
玄関横の収納スペースに宅配ボックスを設置すれば、不在時はもちろん、宅配業者と接することなく荷物を受け取ることができます。収納スペースは階段下空間や空調機器の上部スペースなどの「デッドスペース」をいかに有効活用できるかがポイントです。大容量収納があれば、買い物の回数を減らすことや、非常時の備蓄が可能です。
まとめ
経験したことのない自然災害や地球規模で広がる未知の脅威など、私たちをとりまく環境が大きく変化しています。生活拠点である住まいも、多様なライフスタイルに対応するためのアイデアが日々生まれています。
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